箸ができるまで その2
今回は箸ができるまでその2です。
前回(その1)では、かんなとベルトディスクサンダーで
断面が五角形の状態にするまで紹介しました。
材料は違いますがこんな状態です。
持つ方から見た画像 先端から見た画像
④ 先端の仕上げ
箸の先端を仕上げていきます。
2本の先端の細さを合わせるとともに、先端まで五角形に仕上げます。
子ども用の箸は危険防止のため、大人用ほど先端を細くしないようにしています。
持つ方から見た像 先端から見た画像
先端に角度をつけることにより、
先端全体(「点」ではなく「線」で)つかめるようにしています。
先端が合わさる様子
⑤最終仕上げ
このままだと五角形の角(稜線)が痛いので、紙やすりで少し角をとっていきます。
あまり削りすぎると(特に先端)断面が丸に近づくため、麺などつかみにくくなるので
「指が痛くない程度」を目標にしています。
⑥塗装
オイルフィニッシュと呼ばれる塗装です。
子どもにも安心して使っていただけるように、乾燥性の食用油(現在はえごま油)を使って、繰り返し塗装しています。
なお、化学的なものに比べて塗装が弱いです。
繰り返しオイルフィニッシュの塗装をしても弱いです。
洗った後は、なるべく水気を切ってから保管をお願いします。
その他
名前を入れることもできます。